強化チューブを使用したチチワの結び方。
皆さんは道糸の先糸処理をどのようにしていますか?
今回は、PEラインでの強化チューブを使用したチチワの作り方を書こうと思います。
この記事では、下記の方々に有用な情報になればと思い、執筆しております。
- 船釣りをされている方や、
- 電動リールの使用者や、
- PEラインをコスパよく使いたい方や、
- PEラインの先端処理に不安がある方など。
用意する強化チューブは、
大洋ベンダーズさんの「強化チューブ[ナイロン製編みチューブ]」になります。
あとは、強化チューブにPEラインを通すための縫い針や極細の針金になります。
強化チューブの太さについては、
使用するPEラインに対してすこし余裕が出来る程度を目安にしましょう。
これは、強化チューブにPEラインを中通す際に隙間がないと通せないという理由になります。
せっかくジャストサイズで買ったのに、
ぎりぎり過ぎてチューブに糸が通せなかったことが多々ありましたもので💦
チューブへのハーフヒッチは緩みやズレを防ぐためにキツめに!
(最重要)
自分は、主に4号、6号、10号のPEラインを使うのですが、
PEライン4号、6号は0.8mmの強化チューブを、
PEライン10号には1.0mmの強化チューブを使用します。
ブカブカに思うかもしれませんが、あえてかなり余裕を持たせています!
作り方も至って簡単です。
1.下準備
強化チューブは二つ折りにして好みの長さになるようにカットしてください。
自分はいろいろ試した結果、8cm(折って4cm)に落ち着きました!
チチワを作りたい所から1mほどを編み代として残してPEラインをカットしてださい。
長すぎに感じますが、編み終えるとなんやかんや残り2~30cmになります。
2.強化チューブにPEラインを中通しします。
3.チューブの切り口手前でエイトノットをしましょう。
結び目がチューブ付近でなくとも強度には関係が無いので、
位置はさほど気にしなくても大丈夫です。
4.編み代のPEラインをチューブ側に折り返して、片側のみにハーフヒッチをしましょう。
チューブと1cmほど重なる位置で片方のチューブのみに巻き付けます。
(ココは仮止めのようなものと捉えてください)
5.次に折りたたんだチューブを含めてハーフヒッチを繰り返しましょう。
チューブへのハーフヒッチは緩みやズレを防ぐためにキツめに!
(最重要)
初めのうちは手間に感じますが、僕は徐々に愛着が沸き、
今ではちょっとした願掛けへと変わりました😆
自分はよく船釣りで片天秤仕掛けの五目釣りをするのですが、
チチワには強化チューブを必ず使います。
利点として、強化チューブを使用して作ることでチチワ自体のの耐久性向上になります。
頻度にもよりますが、1回のこの結びで年10~20回ほど沖釣りをして1度もチチワ部分で糸切れを起こしたことはありません。
強化チューブを使用しない、素のままのPEで1重や2重のチチワも手軽で良いのですが。
経験上、数回の釣行でPEの脱色が終わり、毛羽立ちが起こり、結び直しと、
結び直しまでのスパンが強化チューブの有り無しで、だいぶ違う気がします。
強化チューブ[ナイロン製編みチューブ]
チューブ太さとラインの相互性
0.35mm ~4号
0.4mm ~6号
0.5mm ~10号
0.65mm ~12号
0.8mm ~22号
1.0mm ~30号
1.2mm ~50号
1.5mm ~80号
2.0mm ~150号
2.5mm ~200号
公式HPより参照